第8章:1年後に何を見るのか ― 合格基準の定義

 この1年は「勝つため」ではない。

モデルを評価するための1年です。

では、何をもって合格とするのか。


■ 評価は“利益額”ではない

年間+◯%かどうか。

それは重要ですが、本質ではありません。

見るのは以下の4点。


① 期待値の一貫性

・月ごとのブレ幅
・連敗時の回復速度
・環境変化後の適応度

単年収益よりも、

収束傾向があるかどうか

を見ます。


② DD耐性(設計通りか)

想定DD:−20%以内

重要なのは、

  • 想定内で収まったか

  • DD時にモデルが崩れなかったか

DDが出ること自体は問題ではない。

設計通りかどうかが問題。


③ 感情との整合性

検証中、あなたは何も言わない。

ただ従う。

しかし、

  • 不安になったか

  • 疑念が湧いたか

  • 「変えたくなった瞬間」はあったか

ここは記録対象。

なぜなら、

実用モデルは人間が運用するものだから。


④ マトリックスの妥当性

手法は独立ではない。

すべてはマトリックス基盤。

1年後に確認するのは、

  • 手法の配分は妥当だったか

  • 環境判定の精度は十分か

  • 過剰反応していないか


■ 合格基準(暫定)

以下を満たせば合格。

  1. 年間トータル+(金額は問わない)

  2. DDが想定内

  3. 条件変更ゼロで完走

  4. マトリックスの再現性確認

これを満たせば、

現モデルが“最終形”に近い可能性。


■ 不合格の場合

  • DD超過

  • 収束せず

  • 感情的破綻

  • 手法間の歪み発生

その場合は、

進化ではなく再設計。


この1年は、

勝負ではない。
実験でもない。

最終審査。

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